アイコムティ株式会社

telnetとは、コンピュータを遠隔操作する時などに使われるプロトコル（通信規約）で、telnetサーバとtelnetクライアント間で通信が行なわれます。

一般的なパソコンのようなGUI（グラフィカルユーザインターフェース）ではなく、CUI（キャラクタユーザインターフェース）によって文字列で命令を与え操作を行ないます。

ネットワーク経由で接続しますので、地理的・物理的に離れた場所であってもtelnetサーバがサービスを提供している状態であれば遠隔ログインして操作することができます。

メリットとしては、自宅あるいは職場から、地理的に遠く離れたデータセンターに置かれるサーバを遠隔操作できることです。

例えば、我々iCOMTのオフィスは宮崎にありますが、サーバが東京にあろうがラスベガスにあろうが、telnetのようなプロトコルを使えば飛行機のチケットを取る必要はなくなります。このような技術があるおかげで、宮崎に立地するiDCを全国の方が使って頂ける訳なのです。


先ほど「telnetのようなプロトコル」と書きましたが、telnetでのデータ通信は平分が流れます。例えば、新規にアカウントとそのアカウントのパスワードをサーバに登録したとしましょう。

telnetサーバとtelnetクライアントの通信経路ではそのデータがそのまま流れますので、通信経路上でモニタリングされていたら悪用される危険性もあります。昨今ではtelnetに変わって、ssh（セキュアシェル）を使うのが一般的になっています。sshを使うと通信の内容が暗号化されますので、インターネット経由でも操作を比較的安全に行なうことができます。